【ポケモンORAS】ファイアローの功罪【第六世代の環境】
皆さん、こんにちは!ミネーシャです!
第六世代では、ファイアローが猛威を奮っていましたね。
ファイアローの存在は果たしてどうだったのか、考えてみます。
ファイアローは第二の主人公
さて、問題です。
ポケモンの主人公は誰でしょうか。
レッド?グリーン?
いいえ。
答えは、ガブリアスです。
言わずと知れた彼は、多くのトレーナーから愛され、第四世代の登場以降第六世代に至る今日まで使われ続けています。
種族値配分、特性、技、ビジュアルに至るまで無駄がありません。まさに主人公。
翻ってファイアロー。
無駄のない種族値配分
HP | 攻撃 | 防御 | 合計 | |
ファイアロー | 78 | 81 | 71 | 499 |
特攻 | 特防 | 素早 | ||
74 | 69 | 126 |
合計種族値が500にとどかないのに、素早さが126。攻撃力も81と侮れません。
平均的に配分されているのが幸いし、型の読みにくさにつながります。
型が読めない
ファイアローは実にたくさんの型があります。
・ハチマキ型
・HB物理耐久型
・HD両受け型
・剣舞型
・おいかぜ型
・特殊型
初見で判別するのは、まず不可能と言っていいでしょう。
優秀すぎる特性
最大の特徴は、特性「はやてのつばさ」で間違いありません。
ひこうタイプの技なら、補助技も含めてすべて先手(優先度+1)で行動できます。
ブレイブバードであろうが、はねやすめであろうが関係ありません。
素の素早さが高いのも幸いし、殆どの先制技から上を取れ、耐久力のないポケモンを葬ります。先制技より先に回復できます。
晴れて主人公へ
以上のことから、ガブリアスに引けをとらないくらい高い使用率となりました。ガブリアスとの共通項も多く、もうこれは第二の主人公と言っていいでしょう。
マイナーポケモンを駆逐した
みんながファイアローを使うようになった結果、種族値の低いマイナーポケモンは駆逐されていきました。
特に耐久力の低いポケモンや、ひこうが苦手なむし・くさタイプの大部分が使いにくい状況です。
私は第五世代までアリアドスが好きで、対戦で結構使っていました。第五世代はかくとう全盛期で、1/4にできるアリアドスはなかなか活躍したものでした。
しかし、第六世代でファイアローに叩き潰されてから、一切使わなくなりました。
。。。いえ、使えなくなったのです。
このように、ファイアローに縛られて使用率の下がったポケモンはたくさんいます。
受けポケモンを台頭させた
第五世代までは、どちらかと言うと受けポケモンを複数積むよりも、アタッカー重視のPTが多かったように感じます。
しかし、第六世代ではPT構築の際、どうしてもファイアローの対策をしなければなりませんので、エアームドやバンギラス・カバルドン・ポリゴン2など、受けポケモンの使用率が上がったのではないでしょうか。
受けループに遭遇する頻度も、ぐっと上がった気がします。
私もわざわざデスカーンをファイアロー対策に入れてなんとか我慢していた感じです。
メガシンカ環境にふさわしい存在だった
第六世代では、メガシンカも導入され、規格外の火力や耐久力を持つポケモンが多数登場しました。
ファイアローは持ち前の柔軟性を持って、インフレしたモンスターに対する対抗馬として活躍したようにも思います。
物理メガポケモンは鬼羽で封殺できるものが多いですし、規格外の先制技で撃ち漏らしを片っ端から沈めていけます。
メガシンカ環境にはファイアローあり。きっと間違いありません。
まとめ:ファイアローは環境の中心。
言うまでもなく、ファイアローはトップメタの一角です。
特性の仕様が変更になったりしない限りは、今後も使われ続けるでしょう。
メガシンカに対抗したり、受けポケモンににも陽の目を与えた功の面、マイナーポケを縛った罪の面。
功罪ともにあるポケモンだからこそ、環境の中心にいられるのです。
第七世代でどうなっていくのか、ますます楽しみになってきました。